介護職への転職を成功させるポイントは大きく分けて3つある。
まず1つ目は、介護業界を志望するのかに対しての明確な答えを持っておくこと。
そのポイントとなるのが、志望動機だ。介護業界で働く多くの方は自身の業務にプライドを持って従事しており、それぞれが介護観と呼ばれる芯のようなものを持っている。それは面接官も同じだといえる。
そのため、なぜ介護業界で働こうと思ったのか？という問いに対して、あやふやな回答だと良い印象を与えることはできない。
なぜ介護業界を目指したのかという質問は、施設の面接でほぼ100％聞かれる質問であるため、明確な答えを用意して面接に臨むことが大切だ。
2つ目は、企業がどのような介護観を重視しているのかを理解しておくこと。
一口に介護施設と言っても、在宅復帰に重点を置いている企業から、いかに充実した終末期を過ごしてもらうかに重点を置いている企業まで、その方針はさまざまだ。面接を受ける企業の介護観を事前に把握しておき、それに沿った回答を答えることができれば、内定率はぐんと上がるだろう。
3つ目は、介護系の資格を取得しておくということ。
介護業界は資格によって待遇が変化する、資格至上主義に近い業界といっても過言ではない。そのため、介護系の資格を持っているだけで、採用の確率は大きく差が出るだろう。実際介護現場は、どこも人手が足りておらず、スタッフが教育にかける時間すらも惜しい状態にある。そのため、事前に知識を持っている人を優遇するのは自然なことだといえるだろう。